国家資格キャリアコンサルタントの資格をめざそうとしているあなた。
なんとなーく興味が湧いてきたというあなた。
こんな疑問、抱いていませんか?
-独学じゃ無理?学校に行かなきゃダメ?
-学校の授業はどのように進むのだろう?
-知らない人と一緒の授業はハードル高そう
-どれくらい勉強すると合格できるのだろう?
-働きながら取得できるのかな?
-というかそもそも合格までの道のりを知りたい!
このページに辿り着いた方はこんな疑問や不安を抱えておられるかもしれません。
結論からいうと、大丈夫です。
もちろん、簡単には合格できませんし努力は必要です。
でも大丈夫です。
ここでは私がキャリコンを目指してから合格するまでを時系列でご紹介します。
これによって資格取得までの大まかな流れがわかると思います。
全体感を掴むというのは非常に重要です。
これから何をやらないといけないのか、何が起こるのか。
そういうことが分かっていると安心しますし落ち着いて取り組めます。
私の体験記がみなさんのキャリコン合格に向けた行動のはじめの一歩となれば幸いです。
私のご紹介
・45歳(受講当時は44歳)男性
・2021.12第18回にて合格
【試験結果】
学科試験 90点(100点満点)
実技試験は120点(満点150点)のAAAA判定
<実技試験内訳>
論述36点(50点満点)
面接84点(100点満点)
合格までの道のり
2021.3.11 養成講座探し開始
Webで検索し、自宅から通える範囲で開講している以下の3社で比較検討しました。
ヒューマンアカデミーは途中で候補から外し、リカレントキャリアデザインスクールとマンパワーに書類申し込みをしました。
マンパワーはメールのみの対応で、資料はダウンロードしてくれということでした。
3.14にリカレントキャリアデザインスクールからは郵送で書類が届きました。
それと同時にメールでオンラインガイダンスの案内があり、そもそも説明書系を読むのが嫌いな私は、手っ取り早そうだと思って早速申し込みました。
3.16にZoomによるオンラインガイダンスということで、男性の社員の方と1対1で面談させてもらいました。
聞きたいことをあらかじめメモして臨んでいたのですが、その一つ一つにとても丁寧に対応いただき、この時点でリカレントキャリアデザインスクールにしようと決めました。
書類には書かれていないようなことまでしっかり理解ができるのでオンラインガイダンスはおススメです。
ちなみにその時私が準備していた質問は以下のようなものでした。
(質問内容)
・今申し込んだらいつから受講できていつの資格試験を受けるのか。
・通学と、通学+ライブどちらがいいのか。
・給付制度があるようだが、実際にかかる費用はそれぞれいくらか。
・通学はどれくらい、何日くらいかかるのか。
・何人くらいで受講するのか。
・本番の試験とはどういうものなのか。
・課題の提出はあるのか。
・他社比較もしているが、学校は何を基準に選ぶべきか。
・リカレントさんは他の会社と比べてやや高いように思うが、その理由は。
・現在44歳の会社員で今後もその会社で働くつもりだが、資格を取得した際にはどういう活躍の場があるのか。
2021.3.23 申込/ハローワーク手続き
見積と申し込みに必要な書類がメールにて送られてきました。
私は「ライブ通信講座」という「通信+通学」のハイブリッド授業を選びました。
ちなみに見積金額は40万弱でしたが、給付金で7割(講座修了で5割、資格取得で2割)賄えるので自己負担は12万弱とのことでした。
結構費用は掛かりますが、給付金がこれだけ出るのは非常に助かりますし、いつまでもずっとこの制度があるとも限りませんので、思い立ったら早めの受講がおススメです。
受講料を振込み、申し込みを完了させ、ハローワークに専門実践教育訓練の給付金受給のための資格者証を申請しに行きました。
事前に電話で予約をし、事前にジョブカードと呼ばれる書類を準備します。
当日はハローワークのキャリアコンサルタントの方に受給申請にあたってのコンサルを受けたり全部で2時間程度かかりました。
2021.4.6~ 基礎理論(Web)受講開始
あらかじめ「基礎理論」と「応用実習」で使用する教材は宅急便で送られてきました。
「基礎理論」は全20回50時間の講義です。
自分の都合のいい時間にWeb学習で実施します。
後半に同じくWeb学習で「学科理論マスター(全6回15時間)」、「実技論述マスター(全4回10時間)」もありますので、Web学習は総計すると前30回75時間になります。
2021.6.5~ 応用実習(通学)受講開始
いよいよ「応用実習」の開始です。いよいよここから通学です。
「応用実習」は全24回60時間です。
初めて通学した日のことは今でも忘れられません。
年齢、性別、職業などがバラバラの受講生たちが集まりました。
最初は緊張していましたが、マスクはしているとはいえ対面で一緒に学習を進めていくので次第に打ち解けていきます。
ちなみに、今ではかけがえのない仲間になっています。
国家資格キャリアコンサルタントに合格することはもちろんですが、同じ目標に向かってともに頑張る仲間ができることが非常に大きな財産になりました。
年齢を重ねてからの新しい友達、というのはなかなかできないものですから嬉しいものです。
「応用実習」が終わると「総まとめ」ということで全6回15時間、面談ロールプレイングなどの実践形式の学習をやってくれました。
2021.8.7 応用実習終了
先生やアシスタントの方、受講生の仲間たちともすっかり打ち解けていますから、少しだけ寂しい気持ちになりました。
でも、本番に向け頑張るのはここからです。
なんせ学科・論述試験(いわゆるペーパーテスト)は10月末です。
この2カ月の過ごし方が勝敗を分けるといっても過言ではないと思います。
2021.8.20 受験申込
8/30締め切りで受験の申し込みをします。
受験料は学科試験が8,900円、実技試験(論述+面接)が29,900円の合計38,800円です。
試験は2つの団体が実施しています。
学科試験は共通なのですが、論述試験と実技面接試験の内容が違います。
私は①を選びました。
何を基準に選ぶべきかはまた別の機会に書きたいと思います。
2021.8~10 試験対策に向けた自学自習
ここから2カ月は自分との闘いです。
100時間は必要だと言われましたので、仕事をしながら工夫して何とか勉強を続けました。
リカレントキャリアデザインスクールさんは、スマホで手軽に学習できる環境が整っていたので、すき間時間を使って少しづつでも学習を進めることができました。
また、私の場合は同じクラスの仲間でLINEグループを組み、2週間に一度くらい場所を借りて集まってロールプレイングをしたり論述試験の対策を練ったりしました。
この2か月ちょっとの間を一人でモチベーション高く頑張るのは結構しんどいものです。
振り返ってみれば、みんなで協力できるようになっていることはとても大事なことだったと思います。
この期間は、自分なりに結構ノウハウ的なものを作ることができましたので後日公開するつもりです。
2021.10.3 模擬試験
リカレントキャリアデザインスクールが準備してくれた学科試験および論述試験の模擬試験を受けました。
本番さながらの雰囲気で受講ができるのはとてもありがたいことでした。
2021.10.31 学科/実技(論述)試験
ホテルの大きなホールをいくつか貸切って開催されました。
学校形式に椅子と机が並べてあります。
机は横長のもので3人用だと思うのですが、コロナ禍も踏まえ一つの机には2人が座ります。
学科試験は比較的時間に余裕がありますが、実技試験は基本的に時間が足りないと感じる方がほとんどだと思います。
【学科試験】
(形式)
四肢択一のマークシート形式
(問題数)
50問
(試験時間)
100分
(合格基準)
100点満点(2点×50問)で70点以上
【実技(論述)試験】
(形式)
記述回答:事例記録を読み設問に回答
(試験時間)
50分
(合格基準)
論述50点、面接100点の合計150点満点で90点以上
2021.11.21 実技(面接)試験
私が受けたときはビジネスビルを3階ほど貸切っていました。
受験者が集合する部屋があり、前半組と後半組の2つに分けられました。
時間になるとロールプレイを実施する部屋にそれぞれ分かれていきます。
試験官2名が、クライアント役からの相談を受けている私を観察しています。
相談の場面が終わるとすぐに口頭試問です。
自分のやった面接についていくつかの質問を受けます。
【実技(面接)試験】
(形式)
ロールプレイ・口頭試問
(試験時間)
20分
(合格基準)
論述50点、面接100点の合計150点満点で90点以上
2021.12.13 合格発表
10時にホームページで合格者の受験番号が公表されます。
沢山ある番号の中からドキドキしながら自分の番号を探します。
「・・・あった!」
3/11に行動を開始してから277日目、およそ9カ月での合格となりました。
後日、合格証が送られてきました。
合格しているのはWebで確認して分かってはいても、手元にこれが届くまでは落ち着かないものです。
中には自分の点数と評価が掲載されています。
オールAでとても嬉しかったのを覚えています。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
みなさんの参考になれば幸いです。
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